五十肩は“時期”でやるべきことが変わる
菊池 健太
2025/11/20
炎症期・凍結期・解凍期を科学的に理解する|十和田の肩専門整体さく
■ 五十肩は「自然に治る」とは限らない
十和田でも「五十肩は放っておけば治る」と思っている方が多いですが、
最新のメタ分析では 自然治癒しないケースが40〜50%存在する ことが報告されています。
特に痛みが長引く理由の1つが、
五十肩には“3つのステージ”があるのに、時期に合わないケアをしてしまうことです。
■ 五十肩は3ステージで病態がまったく違う
国際的レビュー(Umerら, J Shoulder Elbow Surg, 2021)では、
五十肩は次の3段階に分類されます。
◎ ① 炎症期(痛みのピーク)
期間:2〜9か月
特徴
肩に鋭い痛み
夜間痛で眠れない
何もしていなくてもズキズキ痛む
可動域はまだ比較的残っている
この時期は関節包(カプセル)の炎症が強く、
無理に動かすと悪化します。
炎症期のNG行動
× 強いストレッチ
× 痛みを我慢した運動
× ジョギングや腕立てなど負荷の強い運動
炎症期に必要なのは“保護と痛みコントロール”
肩甲骨の軽い運動
呼吸法
痛みの出ない範囲の可動域エクササイズ
整体で筋緊張と血流を整える
◎ ② 凍結期(動かない時期)
期間:4〜12か月
特徴
痛みは落ち着く
しかし“固まって動かない”
後ろに手が回らない
背中に手を回すと激痛
この時期は、画像研究でも確認されているように
関節包の線維化(縮む・厚くなる) が起きています
(Kelleyら, J Orthop Sports Phys Ther, 2013)。
凍結期に必要なのは“ゆっくり伸ばす”
低負荷ストレッチ
関節モビライゼーション
肩甲胸郭の滑走改善
呼吸と連動した肩周囲筋の調整
※整体アプローチが最も効果を出しやすい時期です。
◎ ③ 解凍期(動きが戻る時期)
期間:6〜24か月
特徴
可動域が徐々に改善
痛みは軽い
正しい負荷をかければ回復が早い
関節包の柔らかさが戻り始めるため、
積極的なリハビリが必要です。
体幹と肩の連動トレーニング
インナーマッスルの回復
肩甲骨・胸郭の安定化
姿勢改善
再発防止エクササイズ
この時期に適切な運動を行わないと、
「腕は上がるけど硬さが残る」「すぐ再発する」
という状態になりやすいのが五十肩の特徴です。
■ なぜ“時期別ケア”が重要なのか?(メタ分析の結論)
Umerらの系統的レビュー(2021)は
「五十肩はステージによって病態が全く異なるため、
施術も運動も“時期ごとに変えるべき”」
と結論づけています。
さらに、Kelleyら(JOSPT, 2013)は
「五十肩に対してストレッチ・運動療法を行うときは、
痛みの強さと時期に合わせて負荷を変える必要がある」
と報告しています。
■ 十和田の「肩専門整体さく」の時期別アプローチ
当院では、五十肩を
炎症期
凍結期
解凍期
に正確に分類し、それぞれに合わせた整体を行います。
◎ 炎症期の施術
首・肩・胸郭の筋緊張を取り除く
自律神経を整えて夜間痛を軽減
肩甲骨の微調整で炎症負担を軽減
◎ 凍結期の施術
関節包ストレッチ
筋膜の滑走改善
胸郭・肩甲骨の可動域向上
深呼吸と連動させた施術
◎ 解凍期の施術
体幹との連動トレーニング
インナー活性化
正しい腕の上げ方の再教育
生活動作の改善指導
■ まとめ
五十肩は
“時期ごとにケアが変わる”特別な肩の疾患 です。
痛みが強い時にストレッチをして悪化する…
動くようになったのに戻ってしまう…
そんな方は、ケアの順番が間違っている可能性があります。
十和田で五十肩にお悩みの方は、
【肩専門整体さく】にご相談ください。
時期に合わせた専門施術で、最短で回復へ導きます。
🩺参考文献(メタ分析・レビュー)
Umer M, et al. J Shoulder Elbow Surg. 2021.
Kelley MJ, et al. J Orthop Sports Phys Ther. 2013.
Wong CK, et al. J Rehabil Med. 2017.
