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肩が上がらない原因は本当に五十肩?見逃されやすい3つの疾患

菊池 健太

2026/2/14

肩が上がらない。
服を着るときに痛む。
洗濯物を干すのがつらい。

この症状が出ると、多くの方が「五十肩ですね」と言われます。
確かに五十肩は代表的な原因のひとつですが、すべてが五十肩とは限りません。

実際に現場で多いのは、
「五十肩だと思っていたら別の疾患だった」ケースです。

この記事では、五十肩と間違えやすい肩関節の運動器疾患を3つ解説します。


まず五十肩とは何か

五十肩(肩関節周囲炎)は、肩関節まわりの組織が炎症を起こし、
痛みと可動域制限が出る状態です。

特徴は
・徐々に痛みが出てくる
・どの方向に動かしても痛い
・一定期間を経て改善していくことが多い

しかし、ここが落とし穴です。

「肩が上がらない=五十肩」と自己判断すると、
本来違う対応が必要な疾患を見逃してしまうことがあります。


見逃されやすい疾患① 腱板損傷

特徴

・腕を上げる途中で鋭い痛み
・特定の角度で強く痛む
・夜間痛が強い
・力が入りにくい

腱板は肩を安定させる重要な筋肉群です。
ここが傷つくと、動きの中で痛みがはっきり出ます。

五十肩との違いは、
「炎症による固さ」ではなく
「構造的なダメージ」がある可能性がある点です。

特に
・転倒歴がある
・急に力が入らなくなった
場合は注意が必要です。


見逃されやすい疾患② インピンジメント症候群

特徴

・腕を上げる途中(60〜120度あたり)で痛む
・肩を下ろすと楽になる
・使いすぎがきっかけになることが多い

これは肩の中で腱や組織が挟み込まれる状態です。

五十肩のように全方向が固まるのではなく、
特定の可動域だけ痛いのが特徴。

姿勢や肩甲骨の動きが大きく影響します。


見逃されやすい疾患③ 石灰沈着性腱板炎

特徴

・突然激痛が出る
・夜も眠れないほど痛い
・腕をほとんど動かせない

これは腱板の中に石灰が沈着し、
強い炎症を起こしている状態です。

「急に五十肩になった」と思われがちですが、
痛みの強さが異常なレベルの場合は疑う必要があります。


自己判断で悪化するパターン

よくあるのが
・ネットで五十肩ストレッチを見て無理に動かす
・我慢して使い続ける
・数ヶ月放置する

疾患によっては
安静が必要な時期もあれば
適切に動かすべき時期もあります。

ここを間違えると、回復が長引きます。


病院に行くべきケース

・強い外傷があった
・突然力が入らなくなった
・夜間痛が強く眠れない
・痛みがどんどん悪化している

こうした場合はまず整形外科で検査が必要です。


「様子見」と言われたが不安な方へ

検査で大きな異常がない
手術は必要ない
と言われても、肩が上がらないままでは不安が残ります。

肩専門整体さくでは、
作業療法士の視点から

・肩甲骨の動き
・姿勢
・日常動作
・負担が集中している原因

まで含めて肩の状態を整理しています。

「五十肩だと思っていたけど違うかもしれない」
そう感じたら、早めに確認することが遠回りを防ぐ近道です。


まとめ

肩が上がらない原因は

・五十肩
・腱板損傷
・インピンジメント症候群
・石灰沈着性腱板炎

など、複数の可能性があります。

大切なのは
名前よりも“今の肩で何が起きているか”を整理すること。

青森県十和田市で肩の痛みに悩んでいる方は、
一人で悩まず、一度ご相談ください。

菊池 健太

保有資格/作業療法士

受講歴/日本アレルギーリハビリテーション協会 ベーシックコース、認知運動療法ベーシック、オーソティクスセミナー、訪問リハビリテーション実務者研修、学習療法士1級認定書、感触診受講

臨床経験18年 施術件数 2万件以上